2017年8月13日日曜日

Chronograf を使ってみる

概要

前回 までに InfluxDB と telegraf を試しました
データがいろいろと入ってくると UI で見たくなるのは当然です
InfluxDB には Chronograf という専用の UI がありこれを使うことで InfluxDB に貯まったデータを簡単に閲覧することができます
今回はインストールと簡単な操作を試してみました

環境

  • macOS X 10.12.6
  • influxdb 1.3.1
  • telegraf 1.3.5
  • chronograf 1.3.3.4

インストール

  • brew install chronograf
  • chronograf --version
2017/08/07 10:09:03 Chronograf 1.3.3.4

起動

  • chronograf

http://localhost:8888 で起動します
ブラウザでアクセスしてみましょう

触ってみる

まずアクセスするとソースを作成する画面になります
最低限必要な情報は「Connection String」と「Name」になります
Connection String は InfluxDB の URL になります
アドレスやポートがデフォルトとは異なる場合は別のものを入力してください
Name は何でも OK です、今回は「Influx 1」というソース名にしました
chronograf1.png

ソースを作成すると左メニューに

  • Status・・・アラートの状態を確認することができます、他にニュースフィードと Getting Started へのリンクがあります
  • Host List・・・telegraf がインストールされているホストの一覧が表示されます、ホストを選択するとメトリックの情報を確認することができます
  • Data Explorer・・・自分でカスタムしたクエリを発行することができます、すぐにその場でグラフがすることも可能です
  • Dashboards・・・様々なグラフを 1 つのビューで確認することができるダッシュボードを作成することができます
  • Alert History・・・アラートの履歴を確認できます
  • Admin・・・存在するデータベースやユーザの一覧を確認することができます
  • Configuration・・・作成したソースの一覧を確認することができます

があります

例えば前回 telegraf をインストールしたホストのメトリックを確認するには Host List からホストを選択することで確認できます
chronograf2.png

エージェントをインストールして Chronograf を起動するだけでこれだけのメトリック情報を確認することができます

ただ、ここにはすべての情報はありません
なので別の情報を確認したい場合には Data Explorer を使って自分でカスタムクエリを使ってグラフを作成します
chronograf3.png

クエリを作成するのが面倒くさいという場合であれば「Query Templates」からサンプルクエリを取得することができます
また、measurements の一覧からフィールドをポチポチするだけでもクエリを自動で作成してくれるので簡単です

最後に

Chronograf をインストールして使ってみました
基本的には InfluxDB に貯まったデータに対してクエリを発行することで簡単にグラフを作成して可視化することができるツールです

Kibana や Grafana と比較すると操作感はかなりシンプルかなと思います
ただ、執筆時点では Chronograf にはグラフの種類が少し不足している感があります
Geolocation を使った地図グラフや棒グラフ、円グラフなどの基本的なグラフもないようです
なので、そういったグラフを使いたい場合には Kibana や Grafana を使わざるを得ないのが現状かなと思います

Chronograf は InfluxDB などと比べて最近開発が始まったプロダクトなので、まだまだ開発も進むと思います
なので今後そういったグラフなどが追加されることは十分にありえると思います

参考サイト

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