2017年3月10日金曜日

CentOS6 に supervisor3 をインストールする方法

概要

CentOS6 系は supervisor をインストールするのによく EPEL を使います
EPEL を使って yum install で supervisor をインストールすると supervisor の  2 系がインストールされます
2 系でも動くのは動きますが、いろいろと問題があったり使えない機能もあるのでやっぱり 3 系をインストールしたかったのでインストールしてみました

環境

  • CentOS 6.6 Final
  • Supervisor 3.2.1
  • Python 2.6.6
  • Pip 7.1.0

既存の supervisor を削除

もし、EPEL でインストールしている場合は削除しましょう

  • yum remove supervisor

Supervisor3 をインストール

python の pip を使うことで Supervisor3 をインストールすることができます

  • yum -y install python-pip

pip はお好きな方法でインストールして OK です
てっとり早いので yum でインストールしました
あとは pip を使って supervisor をインストールします

  • pip install supervisor

すでに pip で supervisor の 2 系をインストールしている場合は upgrade すれば OK です

  • pip install supervisor -U

これで Supervisor3 のインストールは完了しました
で、一つ大事なのは依存しているパッケージで meld3 というパッケージがありこれが最新版の 1.0.2 だとエラーが発生するので 1.0.0 にダウングレードします

  • pip install meld3==1.0.0

これで正常に supervisor を動作させることができます

設定ファイルを作成する

pip でインストールすると設定ファイルが自動で作成されません
なので、雛形となる設定ファイルを作成しましょう

  • echo_supervisord_conf > /etc/supervisord.conf

起動および停止方法

yum のインストールとは異なり起動スクリプトも作成されません
起動および停止は以下のコマンドで実施できます

  • 起動
    • supervisord -c /etc/supervisord.conf
  • 停止
    • pkill supervisord

最後に

紹介は以上です
2 系は command が sh で動いていたり、kill が正常に動作しない場合があったりと不安定なイメージがあります
3 系だと起動スクリプトがないですが、作ればいいという話でもあるので、できれば 3 系を使ったほうがいいと思います

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