2017年3月10日金曜日

konashi 試してみた

概要

konashi はユカイ工学さんが発売している BLE モジュール搭載のマイコンボードです
スマホから操作することが可能で JavaScript でマイコンを制御することができるのが特徴です

環境

  • konashi rev 1.0.3
  • iPhone 6 ( iOS 9.2.1 )
  • konashi.js (2.2.0)

配線

まずは konashi の電源を入れるために配線します
konashi はボタン電池でも動作するのでボタン電池がある方は電池を入れれば OK です
電池がない場合は microUSB のポートがあるのでそれを使って PC と接続すれば配線完了で電源も自動で ON になります
konashi_power_on_circuit.jpg

動作すると写真右側にある緑の LED が点灯します
配線はこれで完了です

iPhone アプリのインストール

konashi は iPhone アプリで開発からデバッグ、制御することができます
Apple Store から「konashi.js」という名前のアプリをインストールします
konashi_install_js_app.png

インストールできたら起動しましょう
これでスマホから konashi を制御します

サンプルの実行

起動すると JavaScript の一覧が表示されると思います
これは jsdo.it というサービスで公開されている JavaScript のファイル一覧で、これらを実行することで手元の konashi を制御することができます

一番はじめに実行するサンプルスクリプトですが konashi 上にハンダされている LED を光らせるサンプルを実行してみましょう
「まずはLチカ」という fork されたサンプルがたくさんあると思うのでどれか選択しましょう
konashi_do_app.png

するとアプリの README が表示されます
この画面から公開されているソースコードをみたり編集したりすることもできます
( 実際は iPhone 上で開発するのは結構大変なので、別のエディタで編集して jsdo.it に再アップロードする形になると思います )

この画面の左の三角ボタンをタップすると実行することができます
スクリプトを実行したらはじめに konashi と iPhone を接続しましょう
「まわりにある konashi を探そう」ボタンをタップすると起動している konashi を探してくれます
konashi_connect_module.png

見つかった konashi をタップすると接続できます
接続は BLE を使っているので、接続する際に iPhone の Bluetooth 機能を ON にしておきましょう

そして接続に成功するとすぐに konashi の左側にある赤色の LED が点滅すると思います
更に「LED 2 を点灯」をタップするともう 1 つの LEDが点灯します
( 冒頭の配線を紹介した写真は LED 2 が点灯している写真になります )

最後に

konashi.js という iPhone アプリを使って konashi 本体を制御してみました
Arduino や RPi のようなマイコンボードとは違い、iPhone から開発、デバッグ、操作までの一連の流れを制御できる点がすごいと思います
あとは開発の言語も JavaScript と軽量な言語なので、これまでデバイスに触ってことがない人でも気軽に触ることができるデバイスだと思います

koshian について

konashi と同じ文脈で koshian ( こしあん ) という言葉と聞くと思います
koshian を簡単に説明すると konashi の安価で小さい版になります
konashi で動作していた JavaScript も動きます
もちろん BLE も使うことができます

大きく違うのはインタフェースかなと思っていて電源供給のためのボタン電池や microUSB はなく、LED もボード上にはありません
konashi の BLE モジュールの部分だけを実装した超極小ボードかなと思います

導入から開発は konashi でやって、大量生産のフェーズに移行する段階で koshian を使うといった感じなのかなと思いました

参考サイト

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